クレジットカードとは?いまさら聞けない基本を徹底解説

クレジットカード
はじめてクレジットカードを利用する方や、あまり利用頻度が多くない方の中には「クレジットカードってどんなものだろう?」と疑問に思っている方も多いようです。

キャッシュレス時代となり、「今更クレジットカードの基本的なことなんて聞けない・・・」と思っているクレジットカード初心者のあなたでも大丈夫。

このページでは、クレジットカードの基本中の基本からお伝えしていきます!

最後まで読んでいただくと、クレジットカードの仕組みはもちろん、メリットやデメリット、クレジットカードの選び方のポイントまでお分かりいただけます。また、そもそもクレジットカードがベストなカード?という疑問にもお答えしています。

不正利用や使いすぎを心配している方も多くいらっしゃるようですが、正しい使い方を知っていればリスクは抑えることができるんです。

スマートにクレジットカードを使いこなせるようになった自分を想像してみると・・・なんだかわくわくしますよね。ポイントを貯めたり、家計の管理が簡単になったり、お得なことはたくさんあります。

それでは早速クレジットカードとはどんなものか一緒に見ていきましょう!

クレジットカードとはどんなもの?

まずはクレジットカードの基本的なことや、どのような種類があるのかなどをみていきます。クレジットカードを作る前、利用する前にぜひ一緒に確認していきましょう!

基本中の基本からお伝えしていきますので、必要ない方はこちらからご覧ください。
クレジットカードの選び方のポイント

クレジットカードの基本

クレジットカードを一言で説明すると、現金が手元になくてもカード1枚で後払いができるキャッシュレス決済の1つです。使う人の信用に基づいて翌月などに後払いをします。

支払いは銀行口座を登録し口座から引き落としされることが一般的です。後払いの仕組みについては次の項目で説明していきます。

クレジットカードの仕組み

どうして後払いが可能なの?と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここではクレジットカードの仕組みを解説していきます。 クレジットカード決済には、

  • 利用者
  • 加盟店(お店)
  • クレジットカード会社
この3者が関わっています。洋服をクレジットカードで購入したと仮定して、流れを順番に見ていきましょう。

  1. 加盟店で洋服をクレジットカードで決済し購入する
  2. クレジットカード会社が加盟店に洋服の代金を支払う
  3. 利用者がクレジットカード会社に利用金額を支払う(後払い)
このような流れになっています。それでは3者にどのようなメリットがあるのでしょうか?

  1. 利用者・・・後払いできるので今手元に現金がなくても買い物ができる
  2. 加盟店(お店)・・・手元に現金がない方でもクレジットカードで買い物をしてくれる
  3. クレジットカード会社・・・加盟店(お店)から利用手数料をもらえる
それぞれにメリットがあって成り立っていることがわかりますね。仕組みを理解できたところで、次はクレジットカードの選び方のポイントを見ていきます。

クレジットカードの選び方のポイント



クレジットカードのランクを確認する
まず、クレジットカードのランクと、そのランクで得られる特典、年会費を確認します。

クレジットカードの基本的な機能だけの利用を考えている方は、まずは年会費無料の一般カードから利用してみてください。

また海外利用も考えてる方は、空港ラウンジが利用できて保険が充実しているゴールドカード以上も視野に入れましょう。

ポイント還元率を確認する
せっかくクレジットカードを利用するなら、よりたくさんポイントを貯めたいですよね。還元率を比較し検討しましょう。

また、特定のお店で買い物をする機会が多い方は、ポイントがより貯まる信販系のカードを利用する方が多いようです。

どの発行会社、国際ブランドにするか
発行会社によって特徴が異なります。信頼性を重視するか特典を重視するかによって選ぶカードは変わります。

また、国内利用を想定か、海外利用の想定かによってもベストな国際ブランドが違ってくるので、自分に合った国際ブランドを選ぶことが重要です。

初めてのカード選びで決められない方は世界シェアNo.1のVISAがおすすめです!

選び方のポイントをおさえた上で、クレジットカードのランクやブランド・発行会社の違いについて詳しくお伝えしていきます。

クレジットカードにはどのような種類があるの?

ランクは4種類

カードのランクは、低いほうから一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードというランク付けになっていることが多いです。

ブラックカードではなくプラチナカードを最上位と位置付けているクレジットカード会社もあります。

ランクがあがれば入手も困難になり、年会費もあがっていくことが一般的。年会費無料のカードから、年会費が30万円を超えるカードまでさまざまなカードが存在しています。

ランクがあがるとどのようなメリットがあるのかも気になりますよね。

基本的にはランクがあがると手厚い付帯保険が付いたり、空港のラウンジが無料で使えたり・・・年会費以上にお得なサービスが受けられることがあります。

例として最上級のブラックカードを保有することでの特典をご紹介します。

  • 専用コンシェルジュが付き、旅行の手配やコンサートのチケットの手配を依頼できる
  • 高級レストランでコース料理のアップグレードなどの優待サービスを受けられる
このほかにも最上位のカードならではの、あっ!と驚く特典が多くあります。羨ましい限りですね・・・! また、ブラックカードは基本的にクレジットカード会社から招待を受けなければ入会ができません。

現在ブラックカードを所有している人は全体のなかでも数%と言われています!所有していること自体に価値がある最強のステータスのクレジットカードといえますね。

年会費と特典を天秤にかけて、利用したいサービスがあればゴールドカード以上のカードを検討してみてください。

世界5大ブランド

クレジットカードにはさまざまなブランドがありますが、まずは5大ブランドを押さえましょう。

ライフスタイルによって適したブランドは変わるため、どのブランドが自分に合っているかという視点をもって読み進めてみてください。

VISA
国内はもちろん海外にも加盟店が多く、全世界で4500万店舗以上で利用可能。 国内・海外で幅広く利用できるので、1枚持っていると安心。1枚目のカードにおすすめ。
 
JCB
日本発の国際ブランドなので、日本の加盟店の多さが特徴。海外加盟店は比較的少ないため、海外の利用は△。 国内での利用を考えている方におすすめのブランド。
 
Master
海外の加盟店の多さが特徴。また両替をする際の換金レートが優れている為、主に海外での利用を考えている方におすすめのブランド。
 
American Express
設立が1850年と歴史を誇るブランド。JCBと提携している為日本国内のJCB加盟店での利用が可能だが、海外加盟店は比較的少ない。 高いステータス・付帯サービスを重視したい方におすすめのブランド。
 
Diners Club
日本で最初のクレジットカード発行をしたブランド。国際ブランドのなかで加盟店の数は劣るが、希少性が高いことで有名。

カードの発行は限られており、所有していることに価値を感じている方が多い。American Expressと同様高いステータス重視の方におすすめのブランド。


自分のライフスタイルに合ったブランドをチョイスしてみてください。

発行会社は4種類

発行会社は大きく分けて4種類あります。ランクや国際ブランドの種類に加えて、クレジットカードを選ぶ上で重要です。発行会社4種類は以下で紹介しています。

  • 銀行系クレジットカード
  • 販系クレジットカード
  • 流通系クレジットカード
  • 消費者金融系クレジットカード
銀行系クレジットカード
銀行や銀行グループが発行しているクレジットカード。社会的にも信用度が高い銀行が発行しているので、信頼性が高いクレジットカードとして知られている。キャッシュカード一体型やATM手数料の優遇などの特典がある場合も。

★たとえば・・・MUFJカード(三菱UFJ銀行)、三井住友カード(三井住友銀行)、JP BANKカード(ゆうちょ銀行)など
 
信販系クレジットカード
信用信販会社が発行しているクレジットカード。発行会社のほとんどがここに分類される。一般的に特典が充実していることが多く、ポイントも貯まりやすい。

★たとえば・・・アメリカン・エキスプレス・カード、VIASOカード、楽天カードなど
 
流通系クレジットカード
流通業を営む会社が発行しているクレジットカード。流通系のいちばんの特徴は、発行元が運営する店舗などでの購入に対して特典がある場合が多いこと。よく利用する店舗がある場合、その店舗が発行するクレジットカードで買い物をするとお得にポイントが貯められる可能性も。

★たとえば・・・イオンカード、セブンカードプラスなどイオンカード、セブンカードプラスなど
 
消費者金融系クレジットカード
消費者金融が発行しているクレジットカード。キャッシング枠が高めに設定されていることが多く、キャッシング※がしやすいことが特徴。
※クレジットカードのキャッシング枠を利用してATMなどで現金を借入する方法です。

★たとえば・・・ACマスターカード、ライフカードなど
 
どこを重視するかによって選ぶカードは違ってきそうですね。一言にクレジットカードといっても、種類がたくさんあることがわかりました。自分にぴったりのカードを見つけてみて下さい。

カードの種類を理解いただき、実際にクレジットカードの申し込みをすると、申し込み者の審査があることはご存じですか?次の項目では、クレジットカード審査についてお伝えします。

クレジットカードの審査って何をするの?



クレジットカードは利用者の信用をもとに後払いできるカードということは最初の章でわかりました。この章ではクレジットカードの審査についてお伝えします。

利用者に信用があるかどうかは、クレジットカード発行時の審査で確かめていくことになります。 クレジットカード会社のリスクは、利用者が料金を支払ってくれないことなので、審査で利用者を見極める作業をしているということですね。

審査には本人の属性・信用情報が大きく関わっていると言われています。ただ、どの項目をどの基準で判断しているかという具体的な審査内容は開示されていません。クレジットカード会社によっても判断基準は違うようです。
本人の属性とは・・・
勤務先、年収、雇用形態、勤続年数など

信用情報とは・・・
信用情報機関が持っている個人のクレジットカードの利用履歴(延滞の有無)やローン申し込みの履歴などの情報。信用情報をもとに審査をおこなっていきます。
信用情報に傷がついていると、クレジットカードの審査に通らない、なんてことになりかねません。ちなみに信用保証機関の情報保有期間は約5年と言われています。ローンの支払い遅延などは絶対にしないようにしましょう。

次の章は、クレジットカードの利用方法についてです。審査を通過し、クレジットカードが発行されたらどのように利用するの確認していきましょう。

お店やインターネットでのクレジットカードの利用方法



こちらではお店やインターネットでのクレジットカードの利用方法をお伝えいたします。

お店での利用方法

クレジットカードが利用できる店舗では、レジ横や入口などにブランドロゴの掲示がされています。店員さんにクレジットカードで支払いをしたい旨を伝え、店員さんの指示に従います。サインまたは4桁の暗唱番号の入力をして、利用明細を受け取って完了です。

インターネットでの利用方法

決済方法を選ぶ画面でクレジットカード決済を入力します。決済画面でカードの名義人、カード番号、カード有効期限、セキュリティーコード※を入力して手続きが完了します。

※セキュリティーコードとは、カード裏面にある3桁の数字。セキュリティーコードはCVV/CVC と呼ばれることもあります。

クレジットカード決済はとっても簡単!インターネットでもお店でも便利に使うことができそうですね

クレジットカードの7つのメリット・5つのデメリットとは?



この章では、クレジットカードを利用するうえでのメリットとデメリットをお伝えしていきます。

特にデメリットの部分を知らずに利用をすると、実は利用代金以外に利息も支払っていた・・・など、損をしてしまうこともあります。メリット・デメリットの両面を理解したうえで利用しましょう。

クレジットカードの7つのメリットとは?

手元に現金がなくても買い物ができ、さらに後払いができる
なんといってもいちばんのメリットはこれです。大きな買い物をするときに多額の現金を持ち歩く必要がなく、「今月ピンチ・・・」なときでも後払いができます。ただし、ご利用は計画的に。
 
公共料金などをクレジットカード払いにすることで、銀行やコンビニで支払わなくて済む
公共料金を銀行やコンビニで支払っている方もなかにはいるのではないでしょうか。クレジットカード払いにすると口座から自動的に引き落としされるので、面倒な支払いもなくなります。
 
明細をインターネットで簡単に確認できる
クレジットカード払いの明細はインターネットで簡単に確認ができるので、家計簿として活用している方も多いようです。現金だと何にいくら使ったかわからないなんてこともありますよね。ぜひクレジットカードの便利さを体感していただきたいです!
 
ポイントがたまる
現金と違い、クレジットカードを利用することでポイントやマイルが貯まります。還元率などは各クレジットカードによって違うので、ぜひ比較してみてください。
 
インターネットでショッピングをした際に手数料がかかりにくい
インターネットショッピングの際にコンビニ払い・銀行振り込みなどは手数料がかかることがほとんどです。対してクレジットカード払いでは、ほとんど手数料がかかることはありません。支払いもその場で完了するので便利ですね。
 
海外でクレジットカードが信用の証明になる
海外旅行などの際、ホテルでクレジットカードの提示を求められたことはありませんか?海外ではクレジットカードが信用の証明になることがよくあります。1枚持っていると安心です。
 
海外で現地通貨を多く持ち歩かずに済む
海外旅行などで現地通貨に両替したけど余ってしまったという経験はありませんか?私は余った通貨でお土産を無理やり大量購入した経験があります。でもクレジットカードを持っていれば、海外でクレジットカードでの支払いをしてもよし、現地通貨を引き出してもよし。現地通貨は最低限で大丈夫です。

クレジットカードの5つのデメリットとは

不正利用の可能性がある
各カード会社では不正利用に対する補償があります。申し込みの前に補償内容を確認しておくことが大切です。

またカードの裏にサインをしないまま利用をしていた場合、補償対象外となりこともあります。カードの利用前には必ずサインをしましょう。また知り合いでもトラブル防止のために、暗唱番号を教える・カードを貸すことは絶対に避けましょう。

お金を使いすぎてしまう可能性がある。
クレジットカードを利用する前に、大まかな利用計画を立てましょう。いくらまでの利用なら支払いに差し支えないかを考えて利用することが大切です。また、利用明細をこまめに確認することで、使いすぎを防ぐ効果も期待できます。
 
リボ払いや分割払いを無計画に利用し返済が苦しくなる
リボ払い(リボルビング払い)※や分割払いの3回以上は基本的に利息がかかります。月々の支払いが少ないので便利な反面、総支払額を計算してみると利息が結構かかっていた・・・なんて話もよく聞きます。

基本的には1回払いで支払える範囲内で利用するのがベストですが、もしリボ払いや分割払いを利用する場合は、一度立ち止まって返済がしっかりできるかを検討したうえで利用することが大切です。

※毎月の支払額を一定の金額に固定して、利息とともに支払っていく返済方法。 分割払いは支払いの回数が決まっているのに対し、リボ払いでは支払金額が一定。

クレジットカードに年会費がかかる場合も
クレジットカードの年会費は無料のものと有料のものがあります。年会費がかかるカードの場合は、特典やサービスを確認し、年会費以上のメリットがあるかどうかを検討しましょう。
 
キャッシングの利息がかかる
一般的にクレジットカードの利用で代金を分割する場合と、キャッシングをして分割して返済していく場合を比較すると、キャッシング時の利息のほうが高くなります。

便利だからといってキャッシングの利用を重ねてしまい、返済に苦しむ何てことがないよう、緊急時以外はキャッシングの利用は控えることをおすすめします。
 

クレジットカードがベストなカード?



今までクレジットカードについていろいろな側面からお伝えしてきました。

ここまで読み進めていただいた方のなかには、「便利でたくさんメリットがあることもわかったけど、後払いなので使いすぎてしまうことが怖い・・・」という方もいるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのがデビットカードです!デビットカードとは、クレジットカードと同じように現金が手元になくてもカード1枚で買い物ができますが、利用代金は即時で口座から引き落としされるカードです。

つまり口座にある分しか利用できないということです。利用してもいい金額だけ口座に入れておく、など使い方によっては使いすぎのリスクが抑えることができます。

クレジットカードの利用に踏み出せない方はまずはデビットカードの利用から検討してみましょう。

まとめ



いかがでしたか?なかなか聞けないクレジットカードの基本について理解し、漠然とした不安が取り除けていればうれしいです。

特徴や種類、メリットやデメリットを踏まえたうえでクレジットカードを検討してみてください。

また、クレジットカードの利用にまだ一歩踏み出せないという方は、デビットカードの利用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

はじめてのクレジットカードは不安が多いのも当然ですよね。 ただ、実際に利用してみてわかる便利さなどもあるので、まずは試してみることをおすすめします。

みなさんのこれからのクレカライフを応援しています!
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